ハナのこと 5
メタボになりかけたハナのダイエットについて。
ある日、うちに来た弟くんに「ハナちゃん太った?」と言われたのが事の始まり。
現在、ハナは37〜38gなのですが、最盛期は40gありました。デブです。でも飼い主はかわいさ故に見て見ぬ振りをしていたのです‥‥。
ちなみに体重は、こんな感じでキッチンスケールで計測をします。
もうこの時点で38gある!笑
38gは一応適正体重ではあるらしいのですが、35gくらいが健康には良いとのこと。何にせよ、このままではメタボ、またしても病院のお世話になるコースになってしまうので、ダイエットをスタートしました。
まずは普通のシードを、カロリー低めのシードをブレンドしたダイエット用に変更。小粒のそばの実をすこし。これの上にハリソンの顆粒のペレットをかけたものがメインディッシュです。
ハナは粒状のものを嫌がる傾向にあるので(ペレットも粒状だと食べない)そばの実はたぶん食べてないのですが、まぁとりあえず入れておくことにしています。
シード系のおやつは、低カロリーのオーツ麦・粟穂。オーツ麦は毎日ひとつまみあげています。粟穂はカロリーが高めなのでほとんどあげません。ご褒美で、たまに。
シード以外では、にぼしを毎日2〜3匹。ハナはにぼしの目が大好物らしく、差し出すととりあえず目をくり抜きに来ます。気が向くと内臓部分も齧って食べているようです。
あとは、食べているかは不明ですが、半ばおもちゃにするように小松菜を入れるときもあります。つついて遊んでいるので、割と好きなようです。
さらに、きちんとカロリーを消費させるべく、放鳥時間にがんばって飛ばせるようにしています。放っておいても遊ぶインコさんもいるようですが、ハナの場合は、一通り部屋の中を見回り終えると、肩に止まったり、テーブルの上で遊んだりとあまり動かなくなってしまうので‥‥一緒に動いて遊びます!なお、飼い主の方が先にギブアップすることが多いです!ほんと元気。すごい。
そんな日々の努力の成果なのか?お尻の辺りがほんの少しスリムになった気がするので、今後もがんばろうと思います。目指せ、35g。
ハナのこと 4
次に時間ができたら〜と思って放置プレイしていたら、年末になってしまいました。
前に記事を書いたのが8月だったので‥‥9月のこと。
9月は、ハナをドアに挟むという大事故を起こした月でした。
事が起きたのが、9月30日の午後11時くらいだったと思います。わたしの不注意でハナをドアに挟んでいまい、大変なことに。
ハナは閉めたドアで頭の右側を打ったらしく、よろよろした足取りで出てきました。目の下のあたりの羽毛がすこし禿げていました。前傾姿勢で、身体をまっすぐに立てられない状況。弱々しく鳴き、差し出した手のひらにうずくまりました。正直、そのまま死んでしまうと思ったし、殺したと思いました。
ハナがなるべく動かないようにそっと押さえながら、急いで夜間救急を調べ、連絡。状況を説明したところ「すぐに来院を」と言われたので、移動用ケージにハナを入れて家を出ました。
夜間救急では、おそらく鳥について専門的に知っていらっしゃる先生が手早く診察をして、抗生物質・痛み止め・出血を止める薬を打ってくださいました。一番細い針を使って注射をしてくださったのですが、それでもやはり痛いようで、ハナは全力で嫌がり、ぎゃーぎゃー騒いで暴れていました。
暴れる鳥を潰さず握るのはかなりコツがいります。かつ、この時のハナは重症患者だったので、力の入れ加減にも相当気を遣う状況だったそうです。それでも鮮やかに治療を進める先生のゴッドハンドぶり、すごい、と緊急時ながら思っていました。
そんなこんなでケージに戻される頃には、ハナは普段と同じような様子に戻っていましたが、「身体が小さいからこの後何か起こるかも」と言われました。健康診断に行っている病院に一報入れていただいて、その日は帰宅。先生からの指示通り、30度前後にケージを保温して寝かせました。
翌日、病院に連絡をして、様子を確認してもらいました。例に漏れずゴッドハンドな先生に診ていただき、水に混ぜて飲ませるタイプの鎮痛剤を処方してもらいました。
その時に聞いた話では「こういう事故が起きて生きてることは稀」とのこと。だいたいはその場で即死と言われて、改めてぞっとしました。
心配された後遺症もなく、今ではすっかり元気になっていますが、こうして思い出しても、自分とハナはただ運が良かっただけだと思うし、ハナにとても怖い思いをさせてしまったことを反省するばかりです。
でも、万が一のことは、起こるときには起きてしまうものなので、病院と夜間救急だけはしっかり把握して繋がっておいた方が良いなぁと思いました。
ブラティスラヴァ世界絵本原画展に行ってきた。
ハナのこと 3
休みを利用して鳥専門のお店に行ってきました。
ジブリ大博覧会に行ってきた。
※展示内容について思い切り書いていきますので、これから行くのにネタバレは嫌だ!という方は読まない方が良いかと思います。
さて、夏季休業を使って、チケットのお値段改訂でも話題になったジブリ大博覧会に行ってきました!
最新作までのジブリの歴史を辿る的な触れ込みだったので、さぞや過去作品に関する色々な展示があるのだろうと思っていたのですが…。
序盤の最新作の原画を除き、飾ってある作品はほとんどが既存作品のポスターや宣伝広告でした。
ヒルズの展望デッキ内を、別の展示と半々にしているためか、出展数もそこまで多くありません。
ごく一般的な美術館の企画展(絵や立体物などの作品がとにかくたくさん並んでいる感じ)を思い描いて行った場合、見たことのあるポスターばかりが等間隔に並んでいるだけで、正直物足りない展示になっていると思います。
…が!!
今回のジブリ大博覧会の真髄はそこでは無い、ということに、しばらく展示を見ていて気付きました。
誤解なく説明するのが難しいですが……要はジブリ作品のプロデュースや宣伝技術に迫る展示、というのが、この大博覧会の目的とするものだったようです。
そして、その視点から見ると、何気ないポスター展示が驚くほど興味深くて面白い!
個人的に一番面白かったのは、ポスターの合間に飾ってある糸井重里さんと鈴木プロデューサーとの書簡のやりとりです。
たとえどんなに素晴らしい作品を作ったとしても、それを売り込む手立てが無ければ、作品は作品として成り立ちません。どんなタイトルロゴをつくり(ロゴ案もありました)、どんなキャッチコピーをつけ、ポスターを作り、どのようにしてジブリ作品を世間様に広めていくのか。その宣伝技術の巧みさから、ジブリ作品への愛情をひしひしと感じました。
そして、ジブリ作品は、糸井重里のキャッチコピーありきなんだなぁとも。それぞれ100分近い大作を、たった一言で的確に表現する才能に、改めて感動を覚えました。
と、気づいてしまえば、以前に拝見したNHKのswitchインタビューの予備知識もあったので、主旨としては理解しやすい展示でした。まさかそんな切り口だとは思ってなかったので予想外でしたが(笑)
同時に、次世代へのバトンタッチを早くしたいという製作者サイドの思いも強く感じました。
そのための宣伝技術とは?という部分が少なからずあるのだろうな、と。
でも過去の作品群を見ていると、そこは周りのプロデュースだけではカバーし切れない問題だとも感じます。個人の資質として作品に現れる世界観は、戦略ではどうにもならない部分もあるのだろうなぁと…。やはり宮崎監督と高畑監督の双璧は途轍もなく偉大だったのだなぁと思いました。
お二人を超えるとなると、あまりにもハードル高すぎですよね。クオリティを保ったままでの後継者育成はとても大変そうです。
まぁ勝手な推測ですが。
余談ですが、物販コーナーに行ったところ、入って真正面のところに、パンフレットと一緒に鈴木プロデューサーのお書きになったプロデュースに関する新書が置かれていて、思わず笑ってしまいました。
展示ではちょっとオブラートに包んだ感じにしてたけど、やっぱりそうなんじゃーん!という(笑)
以下、見た目でわかりやすい展示について。
今までに販売したグッズ展示では、膨大な数のグッズが所狭しと並んでいて、特に天井から吊るされてるポニョ人形が可愛かった。何個か買って、そういう飾り方をすれば良いのか〜という感じ(笑)
記念品で作られたらしいアシタカのお茶碗の複製や、ポルコの顔を模した蚊取り線香入れや、興行で使われたアリエッティの実物サイズのドールハウスも飾ってあり、やはり作品への愛を感じました…。
展示でおそらく一番人気だったのは、三鷹の森ジブリ美術館に置いてあるのと同じ猫バス模型!
中に乗って記念撮影が出来ます。かなり並んでいたのでわたしはパスしましたが…皆さんにこにこお写真を撮っておられて楽しそうでした。
最後の部屋のラピュタの巨大箱舟の展示もすごかったです。
ここの部屋は写真撮影OKだったので撮ってきました。
こんな感じで展望デッキの真ん中に作品があるので、昼間は青空、夜は夜景の中を飛行船が飛んでいるように見えます。展望デッキを有効活用していて良かったです。
しかもこの箱舟、内部のからくりでオールやプロペラがまるで本物みたいに動いている!
アニメが現実になるってこういうことか〜、と。ジブリファンにはたまらない展示でした。
ちなみにこの箱舟の周り(展望デッキの窓と反対側)は、飛行機に関する歴史的変遷が書かれたボードがあり、おっけー!宮崎駿さんの趣味のお部屋ね!という感じになっています。端々にジブリ作品を絡めた年表になっていたのが面白かったです。
展示の最後の最後は、おなじみの「おわり」で締めくくられていました。粋な計らいですね。
肝心の混み具合ですが、どうやら夕方は割と空いているようです。
わたしが到着したのはたぶん18:00くらいで、待ち時間20分程でするっと中に入ることが出来ました。
箱舟のお部屋に入った時には日が落ちていたので、夜景も見られるタイミングで良かったなぁと思います。
展示自体は…まぁポスター展示の入り口付近の混雑を我慢出来れば!という感じです。ゆっくり展示だけ見て(プロット展示のところは混雑していたので一部のみサッと見て)一時間半くらい。猫バスに乗るとなるとプラス30分くらい…かな?
昼間はもっと混んでるでしょうし、家族連れの方々がいると思うので、大人だけなら時間帯は選んだ方がのんびり出来て良いかもしれないですね。
総括するに、とても充実した展示でした。
本場の三鷹の森ジブリ美術館にも行きたくなりました(というCM効果もこの展示の目的なのかもしれないので侮れないなぁと思います…)
暇になると本を読む
基本的にミステリ小説や気軽に読める現代作品が好きなのですが、二十代も後半にさしかかり、読書にエンタメだけを求めるのもどこか物足りないなぁと思い、所謂純文学作品というものを読み始めました。
文字を追いかければ頭に入ってくる娯楽メインの小説と違って、きちんと語彙や文脈を読み取らないといけない。古い作品になるほど言葉の使い回しも難しいですし、脳みその眠らせていた部分をフル稼働させている感じがすごくします…。
脳みそは使わないと衰えていくものなんだなぁと改めて思った。
最近読んだのは三島由紀夫の「仮面の告白」。初めは読みづらいと思っていましたが、自伝的小説だとわかってからはすごく面白く、純文学というジャンルに対して若干ハードルが下がったような感じです。
もちろん文学を勉強してる人から見るとまだまだまだまだ甘いんでしょうけども(笑)
深みまで潜るつもりは無いですが、見聞を広めるって意味で、食わず嫌いせずに手を広げていきたいものです。
ハナさんの反抗期
やたらわがままぷーすけで、かごに戻そうとすると床を走り回って逃げて、なんか変だぞ?と思っていたら…。
ある朝突然、顔周りを撫でることを拒否!カゴの入り口を触っただけでケケケッと鳴いて威嚇!隙あらば指を思い切り噛む!
なんだこれは〜〜!!?となったところ、反抗期、だそうです…。
あんなに甘えてべったりだったのに…!とショックの方が大きく、ぐーぐる先生で検索したところ、そんなもんだよ!という感じの事例がたくさんあって安心しました。生後4カ月くらいなので、成長過程としては至って普通らしい。本当に赤ちゃんだったところから、少しずつ自我が芽生え始めているのですね。寂しさもあるけれど、なんだ人間と同じなのか〜という感じです。
むしろハナさんは、威嚇行動も酷かったのは初日くらいなもので、指先を向けなければ今まで通り接せられるし、軽い方なのかもしれない。ムキーッとなる割りには、人の手とか足の上で背寝するので、信頼してるが故のわがままってところもあるのだと思います。たしかに噛まれるのは痛いですが、それもこちらがうまく避けてあげれば良いわけで。結局はハナがどうであろうと冷静に接してあげることが大切なのでしょう。
…と、ここまで思い至ったところで、ああ〜仕事でやってることが同じだわ〜という(笑)
はじめはわけわからず噛みつかれて「は!?」となりましたが、予想外に慣れてる感じのあれだったので、おおらかな気持ちで見守りたいと思います。