日々徒然

好きなものを好きなだけ。

ブラティスラヴァ世界絵本原画展に行ってきた。

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良いよ〜と勧められたので行ってきました。
昔懐かしい絵本、大人向けの絵本、海外の絵本など、各種絵本の原画が揃っていてとても楽しい展示でした。
まず、原画の持つ力強さに圧倒されました。絵本に印刷すると、どうしても画質的に潰れてしまうところがありますよね。原画だと、そこも含めて、より絵本の表したい世界観を感じることができました。
また、画材も多岐にわたり、絵の具では水彩・油彩・アクリル、描かれた紙もたくさんの種類のものがあり、布を染めたり、セル画風に重ねていたり…本の主旨によって様々な技法が駆使されていることに感動しました。
頭ではわかっていましたが、一枚の絵としても充分に存在感があるものが、たくさん集まって一冊の絵本になっているんですよね。絵本ってすごくすごーく贅沢なものなんだなぁと改めて思いました。
一番心に残った絵本は、谷川俊太郎さんの文章に松本大洋さんが絵をつけた「かないくん」という絵本です。死について書かれた絵本なので、大人は感じるものがあると思います。
クラスメイトのかないくんがある日亡くなってしまうという下りから始まり、その後のクラスの描写や、死とは?ということが丁寧に綴られていました。読み終わってから監修が糸井重里さんだと知って、またやられた!と思いました…。笑
じっくり見て回って、二時間くらい居たのかな。全ての原画の絵本も用意されていて、気になった絵本はその場で手に取って読めるところも良かったです。